No.013:執筆秘話(その1)

2019年10月22日

 2014年も残すところあと約一ヶ月半。

 私が小説を書き始めて3年が経とうとしている。
 未だに筆力の向上はあまり感じられないが、読みやすい文章を書く事を心がけている。
 まだ作品内に比喩などを盛り込めるようなレベルに達していない。

 3年目の成果として挙げられるのは、200文字小説「俺の任務」をきっかけに執筆した連載小説「ハードボイルド主夫 竹田竜作」のプチヒットだ。
 これは私自身予想もしていなかった事だ。
 なぜならば、そもそも、「ハードボイルド主夫 竹田竜作」の執筆は単なる思いつきだ。
 ふとした思いつきで執筆したコメディー作品が、私がこれまで書いてきた作品の中で一番の高評価を頂けた事に正直言って驚いている。
 思いつきで書いた作品だが、初めて連載小説として完結まで書き上げる事ができた作品なのでこの作品への思い入れは深い。
 今回は、「ハードボイルド主夫 竹田竜作」(以下、「ハードボイルド主夫」)の執筆秘話について書こうと思う。

 「ハードボイルド主夫」には、いくつか私と私の妻の好みを書いている。
 主人公の竹田竜作が愛飲しているウオツカ「ズブロッカ」は、私が愛飲しているウオツカだ。
 そして、第五話「しょっぱい誘惑~おやつの時間~」で出てくるのり塩味のポテトチップスを妻の竹田恭子が大好物だというくだりは、私の妻の事を書いている。
 先日も私の妻は、スーパーでのり塩味のポテトチップスを三袋も買ってきた。
 一部のお気に入りユーザーの方から、第五話「しょっぱい誘惑~おやつの時間~」が面白かったという感想を頂いたが、あの話の半分は実話である。
 私が一人でのり塩味のポテトチップスを食べてしまうと、妻に烈火のごとく怒られる。
 昨晩も深夜に目が覚めてしまい少し小腹が空いていたので、自室にあったのり塩味のポテトチップスを食べてしまった。この事実を妻が知ったら怒られる事は間違いない。腹はくくっている。私は怒られる事を覚悟して一枚一枚味わって食べた。怒られる覚悟を決めて食べたポテトチップスは格別に美味かった。

 その他、竹田竜作が自宅ではベランダでしかたばこが吸えない事は私も同じだし、竹田竜作の乗るバイク、カワサキのエリミネーターは私の好みだ。竹田竜作の愛車のスズキのラパンも、私がかつて所有していた軽自動車である。
 そんな私の趣味や嗜好を盛り込んだのが竹田竜作というキャラクターだ。
 しかし、私自身はハードボイルドな人間ではない。
 前回のエッセイにも書いたが自他共に認めるほど自分に甘い。甘ちゃんだ。
 「じぇじぇじぇ」の方のあまちゃんではない。
 今後の作品についても、主人公や脇役に対して私の趣味や嗜好など、ちょっとしたエッセンスを盛り込んでキャラクター作りをしていく予定だ。
 今後もこのような形で執筆した作品についての執筆秘話を書いていこうと思う。

 今回はこのへんで。
 それではまた。

2018年5月15日(火)追記

「ハードボイルド主夫 竹田竜作」は小説投稿サイト「小説家になろう」にて無料でお読みいただけます。

https://ncode.syosetu.com/n2011es/