No.011:肩身が狭い

2019年10月22日

 やれやれ、喫煙者にとっては肩身が狭い世の中ですな。

 私の住むマンションでは、廊下、階段、エレベーター、一階エントランスは禁煙となっている。
 自宅でたばこが吸えるのはベランダだけ。
 ベランダでたばこが吸えるのはまだ良い方で、中にはたばこを吸う度にマンションの外に出てたばこを吸う方もいらっしゃる。

 飲食店でも全席禁煙の店が増えた。
 喫煙席が無くとも店内に喫煙スペースがある店はありがたい存在だ。

 椅子に座ってゆっくりとたばこを吸う機会は少なくなり、いつも立ちながらたばこを吸う。
 職場のビルは、ビルのオーナーが禁煙を徹底しており、ビル内に喫煙スペースは無く敷地内でたばこを吸う事ができない。
 喫煙者は休憩時間に一旦ビルから外に出て、ビルから二分ほど歩いたところにある公共の喫煙スペースでたばこを吸う。雨の日も風の日も雪の日も、たばこを吸うために喫煙スペースまで歩いて行きたばこを吸う。
 雨の日や雪の日は傘をさしながら。風にあおられる傘を気にしながらたばこを吸っても吸った気がしない。

 たばこは体に悪い事は重々承知しているが、私の場合、メンソールのたばこを吸った時に一瞬得られる爽快感がクセになり、何度も禁煙を試みたがいまだに止められずにいる。
 たばこを吸わない妻には、たばこを吸った後は近寄るな、キスはするなと、たばこの煙と同様に煙たがられている。
 たばこの代わりに電子たばこも試してみたが、私の試した電子たばこは味のついた水蒸気を吸っているだけで、本物のたばことは全く違う感じがした。
 一日に吸うたばこの本数を減らすためにガムやミントタブレットを口にしたが、本数は減らずに一時期は一日に四十本近く吸っていた。
 元喫煙者の親友に相談したところ、たばこが軽すぎて本数が増えるんじゃないかと言われた。確かに私はタールが一ミリグラムの軽いたばこを吸っていた。
 少しタールが多めのたばこに変えて吸ってみたところ、たばこの本数は一日四十本近くから二十本ほどに減った。
 軽いたばこを吸っていた時は、暇さえあればたばこを吸っているという感じだったが、今は吸いたくなった時にだけ吸っているという感じだ。
 一日に吸うたばこの本数が減ったのは、たばこを変えた事もあるが会社に復職した事も起因していると思う。
 就業時間中は、一時間の作業ごとに与えられている十分の休憩時間にしかたばこが吸えないからだ。
 一時間ごとに十分の休憩時間があるからといって、毎回職場のビルを出てたばこを吸いに行くのは面倒で、二時間に一本のペースでたばこを吸っている。

 ニコチンやタールが多めのたばこを吸うようになってから、たばこは確かに体に悪いよなぁと、たばこを吸いながら思っている。
 たばこを吸うと体内のビタミンCを損なうとどこかで聞いた事があるが、ビタミンC配合で煙の代わりに酸素が排出されるようなたばこはできないものだろうか。
 それが電子たばこなのか? とも思ってはいるのだが、私のまわりで電子たばこを吸っている人を見た事がない。
 早く吸う人も吸わない人にも無害でエコなたばこが開発してくれないかと切に願っている。

 今回はこのへんで。
 それではまた。

2018年5月3日(木)追記

 上記エッセイの内容、たばこを吸う前提で書かれていて読み返してみて困惑してしまいました。
 現在は禁煙中(奇遇にも今朝から改めて始めました)です。